現在、有料老人ホームで勤務しています。本来なら自立度の高い人が多く住むべき形態の施設。しかし現実は異なります。入居されたときは元気でも、突然の病気や加齢により、どうしても介護度は少しずつ上がってしまうもの。今まで出来ていたことが出来なくなってくる現実に直面するご入居者様を、現時点で一番身近に見て支えなくてはならないのが、私たち施設職員です。本来なら自宅で過ごしたい、帰りたいというのが多くのご入居者様の本音。特に体が言うことをきかなくなってくると、その思いは強くなることも。しかし現実は厳しいものです。そんな時に、自宅にはかなわないけれど、ここで過ごすのも悪くはないかな、と思ってもらえる「まあまあ」の住み家を目指すのが、手の届きやすい目標なのかなと感じます。
https://carebeautyist.coresv.com自宅にいるかのように過ごしてもらいたいのが施設側のきもち。でも、人手不足の介護業界、そんなきめ細かいサービスも提供できないのが現実でもあります。そんな状況の中で、ご入居様に「家ほどではないけど、ここもまあ、捨てたもんじゃないかな」と思ってもらえたら幸い…そんな気持ちで、今日も仕事に向かいます。