オオスズメバチは世界的に見ても大型のハチです。
日本各地に生息していて、民家の屋根にも巣をつくることがあります。レクリエーションのために、多くの人が森林を訪れていますが、その時に見かけることもあるのではないでしょうか。
森を散歩するのはとても気持ちの良いことですが、森林は人間にとってここちよい場所であるばかりでなく、多くの生きもののすみかでもあります。
森を訪れる人は、いつスズメバチに出会ってもふしぎではありません。毎年多くの人が森林でスズメバチに刺される被害にあっています。
しかしスズメバチは、決してむやみに人をおそうわけではありません。
黒い服装だと攻撃されやすい可能性があります。クマは巣を狙うことがあるので、黒い服装で山や森へ行くのは控えましょう。
スズメバチの毒成分には,他の生物毒に比べてセロトニンの量が多いことが特徴です。
セロトニン含量が最も多いのは大型で攻撃性も強いオオスズメバチですが,濃度は”刺されると最も痛い”と言われているチャイロスズメバチが一番高くなっています。
刺された際には流水でしっかり洗い流してください。蜂の毒成分は、水に溶けやすいので刺された箇所をもみ洗いするように絞り出すことがいいです。
口で吸いだすのは危険です。口内に傷があった場合、より体内に毒を取り入れることになります。
市販でポイズンリムーバーという、毒を吸い出せる道具が販売されているので、買っておくといざという時に役立ちます。