“小さい頃から実家は貧乏だった。
父方の祖母、両親に兄弟4人の7人家族で長男として生まれた。
貧乏で物心ついた頃には、借金取りが家にきて親の居留守を手伝い「お母さんもお父さんもいません」と
何度も何度も借金取りに嘘をつき帰ってもらっていた。
食べるものもなく一度生卵が一つありゆで卵にして食べようと思い茹でていた、そのまま眠ってしまった
らしく夢を見た。
美味しい魚を焼いている良い匂いがした。
お母さんが作ってくれているんだ。早く食べたいなと
しかしいつまで経っても出来たよと呼ばれることもなく、何か嫌な予感がした。
そうだ俺はゆで卵を作っていたんだと思い出した。
すぐに茹でている台所に行くともう卵は炭でカスカスになっており食べれたものじゃないが、
どうやら火事は免れたようだった。
お腹が空きすぎてこんなこともザラだった。
そして18歳になる頃、もちろん実家に金がないのと自分の頭も悪いため大学には行かず、フリーターを一年ほど
していた。
実家は依然貧乏なまま、借金取りは毎日のようにくるか電話をかけてくる。
小さい頃からなにでおった借金かも教えてくれないまま、自転車操業を繰り返し減るどころか、
増えていってるのはわかった。
教えてはくれなかったが、おおよそ見栄っ張りだったためそのせいだろう
このまま親に任せていたら俺を含め下の兄弟も幸せにはならないだろうと思い
親の借金を肩代わりして返していくことにした。
続く…”
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