■狭心症
心筋が一過性虚血状態に陥り生ずる疼痛発作を主徴とする症候群。
疼痛は心臓痛ともいわれ,胸骨下部,左前胸部に起こる胸部圧迫感から胸部絞扼感、異和感などいろいろ。また左肩、左手、あご、心窩部に放散することがある。持続は数分以内で、長時間続く場合は急性心筋梗塞または狭心症以外の疾患。
誘因としては身体的労作、精神的興奮、過食、寒気など。狭心症の発生機序は心筋への酸素供給と需要が不均衡になり心筋が虚血状態に陥り生ずるとされている。
分類としては、冠状動脈に有意な狭窄があり労作などで一過性に心筋酸素需要が増大し、そのとき十分冠血流量を増加させられず生ずる労作性狭心症と労作とは関係なく生ずる安静時狭心症とがある。安静時狭心症のうち、冠動脈が一過性に攣縮を起こし、酸素供給が減少することにより出現する狭心症は冠攣縮性狭心症(→冠攣縮)。
■進行性筋ジストロフィー
「筋線維の変性・壊死を主病変とし,進行性の筋力低下をみる遺伝性疾患である」と定義されている.遺伝形式により表のように分類されている.この中で最も頻度が高いのはデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)である。福山型先天性筋ジストロフィー FuFCMD),ベッカー型筋ジストロフィー(BMD)が次に多く,肢帯型筋ジストロフィー、顔面・肩甲・上腕型筋ジストロフィーと続く.筋力低下や筋萎縮の分布,進行度は上記の疾患間で異なる.いずれの型も筋電図は筋原性。筋生検では筋線維の大小不同,壊死と再生,間質結合組織や脂肪組織の増加。デュシェンヌ型のような進行が速いものでは呼吸筋、心筋が侵され、死の転帰。
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