スキンケアにハマった私が気づいた本当に必要なモノ
「もっと綺麗になりたい」「あの人みたいな透明感が欲しい」――そんな思いからスキンケアにハマった私。しかし、気づけば洗面台は美容液、クリーム、化粧水、オイルであふれ、財布はスカスカ。効果があるのかもわからないまま、ただ“やってる感”だけで満足していた日々。
そんな私がスキンケア迷子を抜け出し、「本当に必要なモノ」を見極められるようになるまでの道のりと、今の私が実践しているミニマルで効果的なスキンケアについて、正直に、そして詳しくお伝えします。
スキンケアにハマると沼にハマる
最初のきっかけは、SNSで見かけた「毛穴レスの陶器肌」のビフォーアフター。すぐにその子が使っていたスキンケア商品をポチって使い始めました。それが効果を実感する前に次の商品、そのまた次と、“試すこと”自体が目的になっていったんです。
高級ラインの美容液、デパコスの化粧水、話題の導入美容液……月に数万円もスキンケアに使っているのに、肌はむしろ不安定に。ニキビが出たり、赤みが引かなかったり。いろんな成分が肌に負担をかけていたのかもしれません。
成分を学びはじめて気づいた「やりすぎ」の罠
そこから私は、成分について勉強を始めました。YouTubeや書籍、皮膚科医のコラムを読み漁り、「○○配合」だけに惑わされない目を持つようになったのです。
そこで気づいたのが「やりすぎスキンケア」はむしろ肌トラブルの原因になるということ。例えば、
ピーリングを頻繁にやりすぎてバリア機能が低下
美白系の成分を重ねすぎて乾燥や刺激に
あれもこれも使って、逆に肌が休めない
つまり、「肌は手をかけすぎないほうが、実は綺麗になる」ことがあるという事実に辿りついたのです。
スキンケア迷子を脱するためのマインドチェンジ
私が考えを改めた最大のきっかけは、ある皮膚科医の言葉でした。
「スキンケアの目的は、肌を健やかに保つこと。美白もエイジングケアも、その先にあるもの。まずは“肌を壊さない”ことが基本。」
その一言でハッとしました。私のスキンケアは、綺麗になるどころか、肌をいじめていたのでは?
そこから私のスキンケアは「攻める」から「守る」へとシフトしました。
結論:本当に必要なスキンケアは3つだけ
結局、いろいろ試してわかったのは、「シンプルが最強」ということ。今、私が毎日続けているスキンケアルーチンは、たったの3ステップです。
1. やさしい洗顔
「落としすぎない」ことを意識して、朝はぬるま湯のみ。夜はアミノ酸系の低刺激洗顔料で優しく泡洗顔。ゴシゴシ擦らない、タオルもポンポンと水分を取るだけ。
2. シンプルな保湿
ヒト型セラミド配合の化粧水と乳液のみ。美容液は季節や肌の調子に応じて使うけど、基本は保湿をしっかり。保湿が整えば、肌のキメもふっくらして毛穴も目立たなくなります。
3. 紫外線対策
どんなに高級なスキンケアよりも、日焼け止めが最強のエイジングケア。朝は365日欠かさずUV対策。外出しない日も、窓からの紫外線を意識して必ず塗ります。
それでもプラスしたい時の選び方
もちろん、季節や年齢によってスキンケアに「+α」したい時もあります。でも、今はもう成分をよく確認し、「必要な目的のために」「シンプルな配合のもの」を選ぶようになりました。
例えば、
乾燥がひどい → セラミド高配合の保湿クリーム
くすみが気になる → ビタミンC誘導体の美容液(低濃度から)
毛穴が開いてきた → ナイアシンアミド配合の乳液
つまり、目的が明確なときだけ、必要なものを「一つだけ」取り入れる。そうすることで、肌の反応も見やすく、効果も実感しやすくなりました。
スキンケアは続けられることが一番大事
昔の私は、「流行ってるから」「パッケージがかわいいから」「なんとなく良さそうだから」と理由もなくスキンケアを買っていました。けれど今は、自分の肌とちゃんと向き合って、「何が必要か」「何をやめたほうがいいか」を見極められるようになったと思います。
どんなに高価なスキンケアでも、肌が負担に感じていれば逆効果。大事なのは、「毎日ちゃんと使い続けられること」「肌が心地よく感じること」――この2つです。
まとめ:スキンケアに必要なモノは“見極める目”
たくさんの情報が飛び交う今、「何を信じればいいかわからない」という人も多いと思います。でも、本当に大切なのは、「自分の肌の声を聞く」こと。
スキンケアにハマった私が、たどり着いた答えはこうです。
肌に合う洗顔
しっかりとした保湿
毎日欠かさない紫外線対策
この3つさえ揃えば、余計なアイテムはいらない。むしろ“引き算”こそが、美肌への近道でした。
スキンケアは「自分を大切にする時間」。だからこそ、振り回されず、自分に本当に必要なモノを見極めて、心地よいルーチンを続けていきましょう。