南向き道路に建っている一戸建て住宅のデメリットとしては、一般的にリビングが南向きに配置されるため、リビングやバルコニー、庭などが道路からの視線にさらされる可能性が高まります。
そのため、プライバシーが守られにくい状況になります。
一方、北向き道路に建てられた住宅では、リビングやバルコニーが道路と反対側に配置されることが多いので、プライバシーを守りやすくなります。
北向き道路の土地には、一般的に近隣の南向き道路の土地よりも安価で取引されることが多いです。
参考ページ:北 向き 日当たり 戸建てのメリット・デメリットを詳しく解説
そのため、北向きの土地を選ぶことで、通常手の届かない場所の土地を手に入れることができるだけでなく、建物に使う予算も確保できる利点があります。
一方で、北向き道路に建てられた住宅のデメリットとして、日当たりが悪いことが挙げられます。
特に1階の南側は常日頃の日差しを遮るため、室内が暗くなりやすいという点がマイナス要因です。
そのため、明るさを重視する場合には、リビングを2階に配置するか、吹き抜けやトップライトを導入するなどの対策が必要です。
さらに、北向きの住宅は日当たりが悪いため、昼間でも照明を使用する必要があることがよくあります。
そのため、光熱費が高くなる可能性があります。
住宅を建設する際には、日照具合や断熱性を考慮して、効率的な照明や暖房設備を導入することが重要です。
最後に、南向き庭のデメリットとしては、隣接する建物によって直射光が遮られ、日陰になる時間が長くなることで、庭が湿気をためやすくなる点が挙げられます。